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Wine Bar ETSUBO の内野です。
今回は、先日おこなった「カキと日本酒・白ワインの会」で合わせた白ワインをご紹介します。
昨年、友人の牡蠣バルにワインを数本持ち込んでカキと白ワインの会をおこないました。
そこでワインとカキのペアリングを試してからすっかりカキと白ワインの食べ合わせにハマってしまいました。
その会の様子はこちら↓

ちゃんと合うものを合わせるとほんとに美味しいんですよね!
本日は今回あわせたワインと、その中でもご家庭で魚介に気軽に合わせられるおすすめの1本をご紹介します。

1.当日のカキとワイン

生カキ4種類と料理用のカキ2種類の計6種類をご用意しました。
①北海道厚岸産・まるえもん
②三重県桃取産・桃こまち
③長崎県対馬産・殻付カキ
④熊本県天草産殻付カキ
⑤香川県白方産加熱用殻付カキ
⑥広島県加熱用カキ
①~④を生で、⑤⑥を、燻製、焼きカキ、グラタン、カキフライ、カキ蕎麦でご提供しました。
作りながらなので1つも写真が撮れませんでしたが・・。
それぞれほんとに美味しかったんですが、ナンバーワンは満場一致で④の「熊本県天草産殻付カキ」でした。
殻のサイズは一番小さいのに実の詰まり方がダントツで濃厚でクリーミー、噛みしめるたびに旨みが増幅して、もだえるほどの味わいだったんですよ。
ワインは4種類です。
①と②は以前詳しい記事を書いていますのでそちらをご覧ください。
①ポルトガル-ガゼラ・ヴィーニョベルデ(左)
②スペイン-マリーナアルタ(右)

③フランス-シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ

このシャブリは、ステンレスタンク10ヵ月熟成のきりっとしたタイプのシャブリです。
シャブリと聞くと、高級ワインのイメージがありますがこれはそこまで高くなく、試しやすいシャブリですね。
樽熟成の高級な部類のシャブリは生牡蠣と合わせると、あまりいい相性ではないものがありますのでご注意ください。
「カキにはシャブリ」という言葉がありますが、あくまでも「モノによる」ってことですね。
④イタリア-チェンブラ・ミュラートゥルガウ

これは知人のソムリエが勧めてくれた白ワイン。
冷涼な北イタリア、トレンティーノで造られるミュラートゥルガウ100%のワインで、分かりやすくミネラルを感じ、豊富な酸としっかりした骨格のあるワインです。
どのワインもほんとよく合って、ワインを飲めばカキが食べたくなって、カキを食べればまたワインが飲みたくなるというまさにいいペアリングを体験することができました。
・・・ちなみに、殻付の加熱用生カキの一部と、冷凍カキを燻製にかけたんですが、冷凍のは磯の香りが強烈過ぎて燻製にはむきませんでした。
サイズも大きいしフライではとてもおいしかったんですけどね。
逆に殻付生牡蠣の方はフライにしたらサイズが小さくて少し物足りないです。
でも燻製にしたらめちゃくちゃおいしいんですよ。
やはり食材と調理法の相性もありますね。
たぶん加熱用の冷凍カキの燻製を食べた方は「カキの燻製っておいしくない」という印象を持ってしまいますし、食に携わる者として責任重大です。
普段カキは扱っていないので、こういうイベントがあるといろんな気付きもあって、おいしい、楽しいだけでなくとても勉強になりました。
前回の会では、今回のワインと別のワインもご紹介していますのでぜひ前回の記事もご覧ください。

2.生カキに一番おすすめの白ワインは?

今回のワインもどれも相性がよく、とてもおいしく楽しめました。
その中でも一番手頃で、手に入りやすい①のガゼラは特におすすめです。

お手頃な価格で、ご家庭で魚介料理と合わせるなら間違いなく合うワインなんですよね。
微発泡なので、一杯目にも最適ですよ!
3.まとめ
カキとワインの会は二度目になりますが、すぐにまた計画したくなるほど、とてもわかりやすい相性の良さを感じさせてくれます。個人的には日本酒や焼酎よりも白ワインと合わせるのが一番すきなペアリングです。
興味のある方は、ぜひ一度ためしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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